起床。子どもを保育園まで自転車で送迎。
Interview
Keita
Asakawa
歩んできたキャリアを生かし、
環境対応や新技術検討など、
新しい仕事にもチャレンジし続ける
新しい仕事にも
チャレンジし続ける

技術
浅川 啓太
造船技術グループ
LNG船チーム
2012年新卒採用
(2024年取材当時、入社13年目)
Profile
技術を世に出せる仕事を求めて就職活動を行う中、幅広く船全体を見渡し俯瞰した仕事ができる船会社に興味を持つ。中でもジョブローテーション制度があり、いろいろな職種を経験できる当社に魅力を感じ入社。
入社後、技術グループに配属。その後、約3年間の営業経験を経て、2021年より技術グループに戻り、今に至る。

01
技術職から営業まで、
幅広い仕事を経験できる点が魅力。
多様な経験が
次のキャリアに生きる。
Q. 当社への入社を決めた理由を教えてください。
大学、大学院と理系だったので、研究者というキャリアの選択肢もありました。
ただ、私は一つの研究領域を突き詰めるよりも、“もの”や事業全体を俯瞰し、プロダクトやサービスの最適なデザインを考えるような仕事が合っているのではないかと考えていました。
海運業界を志望したのは、好きなものを仕事にしようと思ったからです。小さい頃から“乗り物”が好きで、大学時代には船舶工学を学んだほど。この領域なら、長く興味を持って働き続けられると思いました。
また、様々なことに興味を持つ性格から、入社後は技術職以外に営業職にもチャレンジしたいという思いがありました。川崎汽船では、ジョブローテーションで両方を経験することができ、入社後のキャリア選択も自由度が高いと感じていました。
実際に入社後に営業職を経験させていただき、思い描いていたキャリアパスにつながっています。
Q. 現在の仕事内容を教えてください。
現在は、技術的な立場で、会社が新しく建造する船の計画業務に携わっています。乗用車などと異なり、船は貨物の種類や量、寄港予定地などの条件がそれぞれ異なるため、一船一船オーダーメイドで建造されます。基本的な条件、これまでの業務経験から蓄積した運航・安全ノウハウを船の仕様に盛り込みながら、最新の環境・省エネ技術の搭載を検討しています。
業務を進める上で活きているのは、2018年から約3年培った営業経験です。技術部門が行う船の計画業務では、営業の意図を理解し、船の設備・性能として落とし込んでいきます。私は製紙会社向けウッドチップや、ログ、バイオマス輸送に関する営業の経験があり、現場ではどんな悩みや要望があるのかを具体的にイメージできます。
営業部門とのコミュニケーションもスムーズで、幅広い業務を積む意義を改めて感じています。




02
社会貢献も実感できる。
世界物流を支えるスケール感が
大きなやりがいの一つ。
Q. これまでで印象深かった仕事について教えてください。
印象深いのは2015年に手掛けた、LNG船の建造監督の仕事です。
丸一年間、香川県にある造船所の現場で集中して本船の建造業務に携わり、普段デスクワークでは見られない建造工程や作業に立ち会うことができました。
竣工後は1航海だけ乗船することもでき、計画~建造~竣工後のすべてのステップに関わらせてもらいました。現場では、建造トラブルに監督の立場として気づくことができず、現場メンバーや本社スタッフ、お客様など多くの関係者に迷惑をかけてしまったことも…。
どうリカバリーできるか対策を検討する中で、自身の役割だけに囚われず、幅広い関係者の立場に立って物事に取り組む大切さを学びました。
Q. 造船技術の仕事の魅力を教えてください。
地道な調整も多い仕事ですが、自分が計画に関わった船が海に出て、10年、20年と世界の物流を支えていくスケール感にはいつもわくわくしています。
実際に、国内外の港に行った際に自社の運航船を目にすることも多く、グローバルの物流に貢献できているんだなとうれしくなりますね。船の建造を通して最新技術を実装できることもまた、やりがいの一つ。
最新技術を実際に活用することで更なる技術発展に寄与し、社会貢献につながっていく。社会の中で大きな役割を担っていると感じています。


一日のスケジュール
Schedule
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6:30
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9:30
フレックスタイムで出社。昨晩、海外から返信のあったメールをチェック。
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11:00
顧客と定例会議。一週間の進捗を報告。
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12:00
チームのメンバーとランチ。お散歩してリフレッシュ。
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13:30
プロジェクトメンバーと会議。午前の会議を踏まえた業務整理と対応の検討。
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15:00
デスクワーク。電話とメールで仕事を進める。
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17:30
退社。
帰って子どもと戯れる。

私の世界の“つなぎ方”

普段の仕事では、どうしても足元の業務を優先してしまい、新技術検討などプラスαの業務に時間を割けないことが多々あります。でも、昨今はGHG排出などの環境対応や新技術開発の進歩が非常に早く、会社でも高い環境目標が設定されています。
忙しいから“やらない”のではなく、少しずつ様々な案件に関与しながら、手を動かすことをやめないよう心がけています。
