自社養成コース
CCAADDEETT
未経験から一人前の船乗りに成長できる、自社養成プログラム。入社後は座学や乗船実習などを通じて、航海士/機関士として働くうえで必要な知識やスキルを身に着けることができます。
PROGRAM
プログラム詳細
1年目
海上職員候補生(航海 or 機関)として採用、海技大学校に入学
当社研修所にて基礎研修
海技大学校にて座学・実習
海技教育機構練習船にて乗船実習
2年目
海技教育機構練習船にて乗船実習
当社運航船にて乗船実習(社船実習)
当社研修所にて登用前研修
海技大学校 卒業
三級海技士国家試験(航海 or 機関)受験
年目
三等航海士 or 三等機関士として登用
海技大学校入学試験合格後に入社、海技大学校入学
01
当社研修所にて基礎研修
当社研修施設にて船乗りになるための基礎知識習得を目的とした座学を受講します。最初は何も知らないのが当たり前。少しずつ知識を増やしていきます。
02
海技大学校にて座学・実習
入社1年目の7〜12月は海技大学校で座学と実習による学習を実施します。海技にまつわるさまざまな知識を学習し、今後の乗船実習に備えて海技力を高めていきます。
03
海技教育機構練習船にて乗船実習
海技教育機構の練習船にて乗船実習を実施します。多くの仲間に囲まれ、思い出深くなること間違いなしです。
04
当社運航船にて乗船実習(社船実習)
少人数による社船実習を実施します。乗船する船は実際に貨物を運搬する当社運航船のため、物流の最前線で技術・知識を高めることができます。もちろん、日本国内に留まらず、世界中を航海します。
05
当社研修所にて登用前研修
1年間の乗船実習で蓄積した知識・技術の整理をし、海技大学校の卒業試験、三級海技士国家試験の受験に備えます。
海技大学校 卒業
06
三級海技士国家試験(航海 or 機関)受験
三等航海士 or 三等機関士として登用
三級海技士免許(航海 or 機関)を取得すれば、
いよいよ航海士、機関士としての乗船勤務が始まります。
これからの船乗り生活にBon Voyage!!!
GRADUATE
卒業生の声
航海士
機関士
二等航海士
井上 有輝
自動車船安全輸送グループ
入社8年目
海上職を志望した理由は?
私は沖縄の出身で海も近かったのですが、小さい頃は特に船に興味を持っていたわけではありません。転機が訪れたのは、大学で開かれた会社説明会。そこで初めて川崎汽船と出会い、自社養成プログラムの存在を知りました。海外とつながりを持った仕事ができて、なおかつ他の職種にはない経験を積むことができる。さらに専門的な知識がなくても海上職になれるというお話を聞いた時は衝撃的でした。そうして、航海士として働く道を選びました。
自社養成プログラムを受けた感想は?
一番印象に残っているのは、社船実習でLPG船に6カ月間乗船したことです。実習に至るまで、6カ月の航海訓練所での帆船実習は経験していましたが、航海訓練所の船と社船とでは全くの別物。本当の現場でしかわからない、船の実務や大変さを学びました。特にアルジェリアに行くためにスエズ運河を航行したことは一生の思い出です。長い航海を経て、無事地中海に出て見た海の青さは忘れられません。
海上職員として働いてみてどうですか?
海上職員としての仕事の魅力は、物流の最前線で仕事ができることです。実際に港から港まで貨物を運ぶ現場に立ち会うことで、自分の仕事が社会のそして世界の役に立っていることを肌で感じることができます。航海士に与えられた責任は大きく楽な仕事ではありませんが、だからこそやりがいも大きく、自分の力で困難を乗り越えていくんだという高いモチベーションで、日々仕事をしていくことができます。
学生の皆さんへ
海上職員という仕事には、今まで皆さんが大学で学んできたこととは全く異なる世界が広がっています。だからこそスタートラインはみんな同じで、また他の業種や職種にはないやりがいがたくさんあり、誇りを持って取り組める仕事です。知力と体力、自分の持てる力を総動員して働くのは大変ではありますが、同時に非常に楽しくもあります。ぜひ勇気を持ってチャレンジしてみてください。
二等機関士
髙橋 拓弥
海事人材グループ
入社8年目
海上職を志望した理由は?
昔から手に職をつけた職人気質な人や、プロフェッショナルといわれるような何かを極めた人に強い憧れを持っていたため、海上職を志望しました。自分たちの持つ経験と知識、そして技術を用いてさまざまな案件やトラブルに対応するこの仕事は、まさにプロフェッショナルと呼ぶにふさわしいものです。また、海の上が仕事場で世界を舞台に仕事をするスケールの大きさや、長期乗船・長期休暇という一般的な職種とは異なる働き方も魅力でした。
自社養成プログラムを受けた感想は?
自社養成コースは全く船の知識がない状態から、船の免許である海技免状を取得することを目標に教育課程が組まれています。当初は海技試験の過去問を見ても全く内容が理解できず、こんな自分でも免状が取得できるのか不安に思っていました。しかし、海技大学校や自社研修所で学んだり、訓練船で実習を積んだりすることで、徐々に内容が理解できるようになりました。船乗りになるという同じ志を持った仲間と共に切磋琢磨しながら学んだ日々は、私にとってかけがえのない経験です。
海上職員として働いてみてどうですか?
二等機関士として、乗船中は発電機やボイラーといった船の運航に欠かせない重要機器を担当しています。自分の担当機器の不具合で船が止まってしまう恐れもあり、プレッシャーに負けないよう過ごすのは大変ですが、全長300m以上もある巨大船舶の運航に携わり、世界の物流の一助となっていることにやりがいを感じています。不具合がないよう整備を行うことが前提とはいえ、予期せぬトラブルが起きてしまった際は、自分の知識と経験で解決して復旧。その時の達成感は言葉で言い表せないほどです。
学生の皆さんへ
海上職を希望している方は、私と同じように就職活動を通して初めて船員という仕事と向き合う方も多いのではないでしょうか。新しい道に進むことに対する不安は大きいかもしれませんが、思い切って一歩を踏み出してください。川崎汽船は船員の育成・教育に力を入れており、研修制度が充実しています。自社養成コースで知識とノウハウを身に付けることができるので、入社前に知識がなくても問題ありません。船員になりたいという夢と希望、そして覚悟を持っていることが何よりも大切です。
航海士
機関士
CAREER
キャリアステップ
三級海技士免許を取得後、三等航海士、三等機関士として業務を開始し、船上でさまざまな経験を積むことで、三等から二等、一等と昇進を重ね、航海士は船長を、機関士は機関長を目指します。また、船で培った技術と知見は陸上でも必要とされるため、海上勤務と陸上勤務(海外駐在を含む)を交互に繰り返します。
入社3年目
・三等航海士
・三等機関士
入社6年目
・二等航海士
・二等機関士
入社9年目
・一等航海士
・一等機関士
入社16年目
・船長
・機関長